ハンドメイド服販売のお仕事

ハンドメイド服・売れるデザインとは?

ハンドメイド服を作って販売する上でよく言われること。
『作りたい服』『売れる服』は違うのか?

これが一致するのが理想だと思いますよね。

ではどんな服が売れて、どんな服が売れにくいのか
私の経験からお話ししていきます。

Mauve pinkのデザインは

私(Mauvepink)の例で言うと
『作りたい服』『売れる服』
最初からまあまあ一致していました。
だから初めから売れたのだと思います。

うちの服はリネンコットンを主流に
締め付けのないデザイン
でもナチュラルすぎないをコンセプトにしていましたので
それが良かったようです。

ではみんながそれを作って販売したら売れるのか?
答えは『売れる人もいれば売れない人もいる』です。

特に今は大きな事業者さんから一般の作家さんまで
とても多くの方々がこのようなデザインの服を販売しています。

だからこれだけ(自然素材のナチュラル〜スタイリッシュなデザイン)
なだけではなかなか売れるのは難しいかもしれません。

奇抜なデザインはうけるのか

ではちょっと変わったデザインならいいのか?

これはまた難しい。
目には留まりやすいでしょう。

じゃあそれを購入して着てくれるのかはまた別のお話。
デザイン学校のショーのような服は普段は売れないのです。

もちろんそれがうけて売れるデザイナーさんはたくさんいます。
そういったデザインであればcreemaやminneではなく
自分でインスタやその他で発信し、そのデザインのファンになってもらってから
何かしら自社での販売がおすすめ。

creemaなどでは『検索』をかける人が多いので
無難なものが上位に出がちです。
変わったデザインは買う人が限られてくるので
運営側もなかなか人の目に止まる位置には
出しずらいのだと思います。

色もそう。
綺麗なブルーや赤は比較的売れますが
イエローやパープル、ピンクなどは『お気に入り』には入っても
購入に至ることは少なめです。

総合的に売れるデザインとは

ハンドメイドの世界に限って言えばやはり
『自然素材、ちょっとゆったり』なものになります。

creemaなどを見にきてくださるお客さんが求めているものは
『他で売っていないもの』

『アパレル』の業界は、やはり流行り廃りでできています。
ところがハンドメイドサイトを見てください。
トレンド感はとても弱めです。

いつの時代でも着れるようなデザインのものが人気で
上位を占めています。

中でも『ナチュラル』なんだけどナチュラルすぎない
通勤にも使えそうなものが私のところでもうけています。

この『流行り廃りのなさ』に関してはエビデンスもあります。

私のMauvepinkでの毎年の売れ筋はその年の新作ではなく
旧作の方が売れています。

そして何年も売れ続けます。

作家にとってはとてもありがたい傾向です。

サイズ感も大事

試着ができないwebshop。
お客さんからしてみれば、サイズに関してはとても不安です。

実際サイズに関しての問い合わせが一番多く、繁忙期には毎日のように問い合わせが来ます。

個人的にはカラダに沿ったワンピースなどもとても好きなんですが
やはり人気なのはある程度ゆったりしたシルエットのもの。

特にアームホールが大事。
脱ぎ着のしやすさや、腕の動かしやすさ。
これがあることは服の基本ですよね。

靴と同じです。
サイズが合わない、形が合わない靴はどんなにデザインが良くても履きません。

あとはウエスト。
スカートやパンツは特にです。

ウエストが昔?の伸びないタイプ(ファスナーなどがついている)は
ちょっとでもきついと食事をした際などに辛い笑
こっそりファスナーをちょっと下げた経験はないですか?

だからファスナー付きだとしても半分はゴムを入れる。
そうすることで格段に履きやすくなります。

見た目のデザイン

・スリムに見える
・目だちすぎない
・どこかに可愛い、好きだと思える要素がある
・ナチュラルすぎずスタイリッシュにも見える
・オシャレっぽい(雰囲気)

ニュアンスですが伝わりますか?笑

『シンプル』なものは好まれますが、
シンプルすぎても他とかぶってしまいます。

タグ、ファスナーの留め具、1部だけ糸の色を変えるなどはとても効果的。

こういったところは『センス』なのかもしれません。

でもお客さんってそういうちょっとした『雰囲気』
買ってくださるのは間違いありません。

結論、売れやすいのは
『自然素材でちょっとゆったりめ。
それにセンスを組み合わせる。』

さあ、秋物デザイン頑張っていきましょう。