50歳からのお仕事

『何を買う』ではなく『誰から買う』か

ものが溢れている時代。
売る方も必死。
マーケティング、セールス、ブランディング。

私がやっている講座でも、デザインはもちろん。
写真の撮り方、文章の書き方、ラッピングなどいかにして気に入って買ってもらえるかを
お教えしています。

それももちろん大事なのですがいちばんは
『自分をいかに知ってもらい、お客さんと交流するのか』なのです。

新しくショップを開く場合

を考えてみてください。
何に力を入れて準備しますか?

・店舗の場所?
・店舗のデザイン?
・ターゲットを絞った商品づくり?
・品揃え?
・チラシを準備する?

どれも大事ですが、
ショップを開いたらすぐにきてくれそうなお客さんを先に作っておくことが一番大事です。

どんなにいい商品を頑張って作り、内装に凝ったショップを作ったところで。
オープンのちょっと前からSNSで発信したり、チラシを撒いたりしてもなかなかお客さんは来てくれません。

それよりも
服屋さんなら先に手作りでオーダー受ける&SNSを始める。
パーソナルトレーナーなら先に出張や一時的スペース借りで始める&SNS。

そうして『ファン=顧客』を増やしていく。

ファンが増えてくると自然と『ショップ』開かないの?『ジム』始めないの?

そういう声が増えてきます。
そういう声が増えなければまだ開く段階にきてないということ。

ファンが増えてきたところで『今年の○月にショップを開きます』と宣言します。
そしてオープンまでの様子をSNSで伝えたり直接お客さんに話したりしていくのです。

これでオープン初めからお客さんがきてくれて、
それを見た新規のお客さんを呼び込んでくれるという仕組み。

『推しが進めるものは買ってしまう』の原理

これでわかることは。
ファンになってもらうというのはその商品『服』『トレーニング法』よりもあなたという人を気に入ってくれているのですよね。

もしくはあなたがやっているブランド、仕事をひっくるめた存在のファン。

私は野球が好きでGIANTSのファンです。
選手でいちばん好きなのは坂本勇人さん♪

でも勇人さんが野球選手じゃなかったら、彼を知ることはなかったでしょう。
私は彼自体ももちろん好きですが、グラウンドでGIANTSの選手としてプレーしている姿が好きです。

こんなふうに、彼も『ブランド化』されているのです。

芸能人など有名人の誰かの大ファンだという方は多いでしょう。
その『推し』が出した本、買いますよね。
プロデュースしたグッズも買いますよね。
なんなら推しが使ったタオル買います?よね笑

これってまさにタイトルである
『何を買う』ではなく『誰から買う』か

タオルとか普通はいらないのにファンにとっては宝物なのです。

自分のブランディングをしよう

あなたや私が『小松菜奈』でない限り(この人好きなんです)
売るモノ自体のクオリティが高いのは大前提です。

『服』の素材やデザインのクオリティ。
トレーニングのコーチングクオリティもそう。

その上で、自身のブランディングを考えましょう。

ブランディングといっても、スモールビジネスにおいてのそれは難しいことではありません。
どこかの誰かにとって何かしら『魅力的に映るもの』を持つこと。

例えば
・BODYが程よく引き締まっている
・作りたい服のパターンをさっとひけちゃう
・フルマラソンを3時間で走れる
・ファッションセンスが素敵
・住んでいる家のインテリアセンスが好き

こんなことでいいんです。

それでファンになってもらいショップに来てもらう。
(リアルでもWEBでも)

そこではさらに
・丁寧な温かい対応してもらった
・ショップの雰囲気やセンスが好み
・ショップオーナーの立ち振る舞いに憧れる

こうなると人は高くてもモノを買うのです。
別に高く売りつけるわけじゃなく、何か買いたいと思わせてしまうから。

経験ないですか?
肌が綺麗な店員さんの使ってる化粧品を聞いて、揃えてしまったこと笑

肌を綺麗にするのもブランディング。
綺麗になった方法をもっと具体系にお客さんにお教えできたらさらにいいですね。

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人は忘れる生き物。
気に入ったブランドの服を見つけて、何回か購入したとしても
いつの間にか忘れてまた違うブランドに目移りする。

でも作っている人、売っている人を知りファンになれば
全てではないですが、目移りしにくい

そのためにブランディングをして、SNSなどで繋がっておく。
『自分』を買ってもらう。
そんな気で仕事をするのが長く続く秘訣なんじゃないでしょうか。