50歳からのライフスタイル

シングルマザー・3人の子持ちでマンションを購入した話

30歳で離婚をしました。
その時子供は保育園年長、小2、小4だったかな。

それから5年後にマンションを購入しました。
離婚当時、貯金もなく養育費もなく、実家からの援助もない状態でした。

今回はその時のお話をしたいと思います。
実際あまり参考にはならないかもしれませんが笑

現在まだ子供を抱えてシングルで頑張っている方
そういう選択肢もあるんだなくらいに思っていただければ幸いです。

離婚後やっていた仕事は

普通に事務仕事でした。

ごくごく普通の会社員で平日の朝から18時くらいまで。
家が近かったのと近くに母親が住んでいたのでなんとか頑張れました。

それでも保育園児と小学生がいて18時までの仕事をするって大変ですよね?
あの頃はまだ子育て中の社員に対する理解も少ない時代でしたから、
平気で残業も指示されていました。

母親が近くにいなかったら無理だったかも。
今思うと感謝ですね。
(当時は母親とよく喧嘩になってました笑)

その後子供が大きくなるにつれ、事務職の収入では足りなくなってきました。
住まいは『県営住宅』で家賃も安めでしたし、母子手当もありました。

それでも3人の子を食べさせ学校に行かせるとギリギリ。

転職を決意

上の子が中学に上がってからはもうこの先無理だと思い、仕事を探し始めることに。
ただなんの経験も技術もない私。
10年間専業主婦でしたし、その後パート→事務職しかやってない。

だたひとつの武器は『宅地建物取引士』(当時は『取引主任者』)の資格。
自ずと『不動産』関係に限られてきます。

事務職ではお給料も上がらないので
全くやったことのない『営業』に挑戦するしか選択肢はありませんでした。

結婚前も事務職しか経験のない私でしたが背に腹は変えられない。
子供3人を育てるってそういうこと。

いくつか連絡してみましたがやはり『経験なし』『子供が3人いる』ことで
なかなか面接までいかない。

ただその時働いていた会社に出入りしていた他の会社の営業マンにお願いして
面接をしてもらうことができました。

そこはこのブログにも何度か出てきた『ブラック』な会社です。
でもその時の私は
『とにかく稼げればなんでもやる』気持ちしかなかったのでありがたかったですね。

面接では『3人の子を育てているのだから頑張るだろう』ということで採用してもらえました。
周りからは『やめといた方がいいよ』と言われましたが、私には『収入が増える』という嬉しさの方が優っていたので素直に嬉しかったです。

営業の仕事生活と稼ぎ

ひとことで言うと『大変』過ぎました。

休みなくストレスまみれの毎日。
けれど収入はすぐに事務職の頃の2倍に。

基本給は普通でしたが、『歩合』が大きかった。
頑張れば頑張るほど稼げる。

いつしかそれが楽しくなっていたのも事実。
『私って意外とやれるんだ』って自分の可能性を広げられたのは良かったなと、後になって思ったのを覚えています。

私に中にあった負けず嫌いの性格が存分に発揮されたこの頃。
自分はずっと怠けるのが好きな性格だと思っていたのにこの時開花しました笑

5年間在籍しましたが年収の最高額は990万
高卒で、経験もなく、大企業でもないのにこの収入をもらえたことは
この会社にも感謝しています。

そのおかげで子供達を普通に育てることができました。
辛過ぎて5年しか居れなかったですが、少しの間でも稼げて本当に良かったです。

皆さんも自分の中にまだ眠っている何かがあるかもしれませんよ

入社1年でマンションを買う

1年目の年収はというと650万くらいありました。
すごいですよね。
その前の事務職の時が240万でしたから。

収入が増え子供達も大きくなり、なぜか犬も飼い始めたこともあり引っ越しを考え始めました。

何より収入が増えると県営住宅は家賃がどんと上がります。
この部屋の狭さクオリティで家賃が来年から3倍になると聞き、絶対引っ越さなきゃと忙しい合間を縫って探し始めます。

賃貸も見ていたのですが、参考にと分譲マンションを見にいったところ。
毎月の払いは賃貸と変わらないのに広くて新築に住める。

しかも私の年収があれば審査は楽に通るでしょうと言うことで
いくつか見て回ることになりました。

一応不動産の知識はあったので軽い気持ちではなかったですし、この会社でいつまで働けるかわからないこともわかっていました。

それでも4人で賃貸に住むと毎月同じくらいの金額はかかる。
それならと言うことで学校を変わらなくていいところにちょうど新築を見つけ
『えいっ!』と契約をしたのが36歳の時でした。

思い切りだけは昔からいい方でしたね。

ーーー

結果、買って良かったです。
環境も良かったですし、母子家庭でもちゃんとしてあげられたなと言う思いもあり。

その後転職して払うのが困難な時もありましたが、どちらにせよ家賃は払わないといけないですからね。

(実家は?と思われるでしょうがうちの実家も『団地』でした。
弟も住んでいたのでとても子供3人連れて行って住める状態ではなかったです。)

そしてその後マンションは売却しました。
ありがたいことにここんとこ不動産価格が高騰していたので
すんなり希望価格で売れました。

ローンはまだまだ残っていましたが、それでも少し手元に残り。
18年間私たちを支えてくれてちゃんと現金も残してくれてありがとう
最後にマンションにお別れをしました。

これがシングルマザーのマンション購入記?です。
最後までお付き合いくださりありがとうございました笑

人生の一時期、子供のために死ぬほど頑張ったのはいい思い出です。
その分ストレスすごくて散財もしたので手元には残りませんでしたけどね。

それも人間らしくてオッケーとしときます。