思考ノート

手放す勇気と、余白を持つ暮らし

🕊 引っ越してから、1ヶ月半

新しい暮らしが始まって、もう1ヶ月半。
今回は息子家族との同居。私は10畳ほどの部屋で暮らしている。

一人暮らしをしていた頃から、少しずつモノを減らしてきたけれど、
この引っ越しを機に、さらに手放すことになった。

10畳という限られた空間に、必要なものだけを収めた。
家具は、無印のセミダブルベッドと小さなアンティークチェストを二つ。

お気に入りのスタンド照明と、カリモク60のグリーンのソファ。
そして仕事用のミシン机と大きなテーブル。

服はおよそ30着、本も30冊ほど。
それに仕事道具を加えたら、もう十分すぎるくらいだ。
これだけで、思っていた以上に快適に暮らせている。

🌿 持たない暮らしがくれる、心の軽さ

キッチン用品も見直して、かなり手放した。
メルカリにもずいぶんお世話になった。

家電は息子たちのものと重なるものを譲ったり、売ったり。
同居だからできることも多いけれど、
たとえまた一人暮らしに戻ったとしても、
これ以上モノを増やすことはもうないと思う。

それほどまでに、今のこの身軽さが心地いい。
いつでも動けるようにしておきたい。
やりたい環境があれば、すぐ飛び込めるように。
背負うものは、できるだけ少なく。

特に、もう若くはないのだから。
モノだけでなく、考え方も軽やかにしておきたい。

☕ 図書館とジムと、心地よい日々

10月は本を9冊読んだ。
(詳細はnoteに書きました↗︎

本当は壁一面の本棚に憧れているけれど、
今はものを増やしたくない。

ありがたいことに、徒歩3分の場所に図書館がある。
読みたい本があれば、すぐに借りられる。
車で通うジムも、日々のリズムの一部になった。

部屋では、仕事をするか、本を読むか。
ベッドには夜しか入らない。
そのほうが、眠りが深くなるから。

ベッドサイドの照明のヒモを、昨日少し長くした。
本を読んでいて眠くなったとき、
隣に寝ているハヤト(マルチーズ)を起こさずに消せるように。

ほんの小さなことだけど、
こういう“工夫”が、なんだか楽しい。

🌸 義務ではなく、楽しみとしての暮らし

料理も、以前は「やらなきゃ」と思っていた。
でも今は違う。

食べてくれる人がいて、自分の好きなものを作れる。
キッチンにはいつも、温かい空気が流れている。

余白を持って暮らすようになってから、
“義務”が“楽しみ”に変わったみたい。

お金も同じ。
支出を減らし、好きな仕事だけで収入を得る。

いらないもの、嫌なことはしない。
それだけで、心はずいぶん自由になるとわかった。

🪞 静かに生きることが、いちばんの贅沢

さっき息子に言われた。
「ゆみこさん、揉め事とか人のうわさ話から遠ざかるようにしてるよね」って。
(息子は私を名前で呼ぶ)

そう。
首を突っ込んでいいことなんて、ひとつもない。

若いころは、好奇心でそういう話も楽しんでいたけれど、
今はもう興味がない。

いまは、自分の生き方を、
自分の手で良い方向に整えていくことが楽しい。

それは、
“増やすこと”ではなく、
“減らすこと”で叶うものなんだと思う。

モノも、情報も、関係も。
必要なものだけを残して生きていく。

そうすると、心にも余白が生まれる。
それが幸せを運んできてくれるってわかったんだ。