50歳からのお仕事

『ハンドメイド販売』を仕組み化する方法

私は『ハンドメイドで服を作りcreemaなどで販売する』
ことを仕事としています。

一人で小さく始めましたが、
現在は仕組み化をしているので自分で縫製をすることはあまりありません。

もちろん他にもやることはたくさんあるので、何もしないわけではないのですが
自分がいなくてもある程度は仕事が回るようになっています。

もう少し自分の仕事を減らしてもやっていけるところまできましたので
そのうちもっと人に任せるようになるかもしれません。

そうなれば他の仕事もできますし
しばらく休んだりもできます。

これからハンドメイド始めようとされている方には
『そこまで考えていないんですけど』と思われるかもしれませんが。

50代から始めるなどの年齢を考えると
『人に任せて回る仕組み』を知っておくのは無駄ではないと思いますので
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

仕組み化を始めた理由

ひとりで全てをこなすというのは、
一見すごく頑張っているように見えて、目の前の仕事に忙殺されてミスも起こりがち。

全体を俯瞰してみるということを忘れがちな面があります。

私が仕組み化をしているのは
忙しくて一人では回らなくなったことが最初の理由です。
結果すごく良かったと思っています。

全体を見渡せるのでミスが減る。
お客さんに注力できる。
勉強する時間ができる。
他の事業も考えられる。
などさまざまなメリットに気づけました。

ハンドメイドでこのようなやり方をしている人はあまりいないと思う。
creemaの方にそう言われました。

ほとんどは一人でやるか、
ちゃんと会社組織として工場に依頼してやっているかだそうです。

今回はそんな『ハンドメイド販売を仕組み化する方法』についてお伝えします。

現在一人でやっていてある程度売上が立ってきた方にはもちろん
これから始めるけどこんなやり方もあるんだ
と参考にしていただければ幸いです。

裁断、縫製、発送までを外注化

一番時間を取るのはもちろん『服を作ること』

デザインからパターン作り。
サンプル作ってみて修正してを繰り返す。
そして裁断をし芯を貼り、縫製してボタンつけて。

一つの服を作るのって結構な手間と時間がかかっているのです。

そのサンプル作りから完成までの間を、私は外注しています。
さらに受注後作成においては発送までをお願いしています。

こうすることで、春夏は休みなく朝から晩まで働いていた私にだいぶ余裕ができました。
何もサボりたかったわけではありません。

以前は春夏が忙しすぎていつも秋冬物を作れずにいました。
それが今は7月あたりから秋物をデザインし出すという
普通のことができるようになったのです。

外注のやり方としては
個人にそれぞれ自宅で作業をお願いしています。
工場に頼むとどうしても在庫を抱える必要がある(小ロットでも10~20枚くらいなので)
ので個人にお願いしています。
個人も探せば意外と見つかります。

このやり方に関しては問題もまだあります。
・どうしても仕事が少ない時期、多すぎる時期とムラがある。
・材料をそれぞれに分けて持っていただいているので、その分コストがかかる。

これらは今後の課題です。

事務作業も仕組み化

繁忙期以外は自分でできる作業量ですが。
事務作業も手伝ってもらっています。

私でないとできない『質問の答え』やクリエイティブな作業以外。
注文受付やお礼のメール。
出品作業等は外注をしています。

エクセルで全てを一元化

他に仕組み化に欠かせないのがこれらを共有できるシステム。

これもエクセルでシステムを作ってもらいました。
私はエクセルなどあまり使えませんのでお願いしました。
感謝です。

ここでは受注が入ったら入力し、担当を振り分けます。
今までの作品にはナンバーを付け、どの服かがすぐにわかります。

生地も誰がどれだけを持っているかわかるようになっていますし。
完成品の在庫も一目瞭然。

いつ発送したのか、注意事項は?などもわかります。
ついでに賃金もそれぞれ入力してもらい、1ヶ月ごとに私がそれを見てお支払い。

と完璧に近いシステムです。
自分だけならそこまでいりませんが、人数が増えてくると
このような管理は必要になってきます。

周りに感謝

まず、ひとりでは決して今までできなかった仕事を
一緒にしてくれてるみなさんに感謝

そしてずっと支えてくださるお客さんにも感謝

忘れてはいけないことは『仕組み化』を考える上で
『温かみ』を無くしてはいけないということ。

効率ばかり考えているとそこを忘れがち。

メールなども数が増えてくると定型文になるのは仕方ないですが。
ちょっとそこに何か一言添えるとか。

私の場合は発送時に手書きの『お手紙』をコピーですが同封しています。

あとはSNSなどで発信をしたり。
ちゃんとこちらの想いが伝わるように。
お客さんの思いも『受け取ってますよ』を伝えられるように心がけています。

どんな仕事も仕組み化できる

これらはもちろんハンドメイドに限ったことではありません。
他の仕事でも仕組み化は可能なことがほとんど。

ひとりで小さく始めるのなら、仕組み化も徐々にやっていく。
そして自分は得意なことに注力する。

私もあなたも大好きな『不労所得』という言葉があります。
けれど仕組み化のメリットとして感じるのは
不労所得というより、次のやりたいことができることが大きいのではと思います。

何度も言いますが、この先のことを考えると
自分がいなくてもある程度回る仕組みを作るのは大切。

それはこの変わりゆくスピードが速い現代においての『保険』です。

コンピュータができ、スマホが登場し、AIがビジネスを回す。
SNSの役割も大きい今。

何か一つのことをずっと続けていける保証はどこにもありません。

年をとれば取るほど、世の中についていけなくなる。
死ぬまで仕事をしていたい貯蓄のない私は 笑
複数のことに挑戦して常に仕組み化を考えていこうと思っています。

ハンドメイド販売の仕組み化ならおまかせを!